変わり続ける街の中で

今日、午後に中学の友と会った。

いやぁ、髪型がすごい事になってて驚いた。

チョイ前の僕もそんな感じだったのかも。　僕はダサいけど。

髪の毛を触ったら怒られた。まぁ、当たり前だね。

あと、メガネのふちが、トンボのメガネから黒縁に変わってた。

なんか知らないけど、いつも彼のメガネに注目してしまう。

別におかしいところなんて無いんだけどね。

で、会ってすぐ分かれた。

話題はあるから、話ができないわけじゃないのに。

まぁ、こういう交友関係もありかな。　何そのダジャレ～。

そのあとは、油絵に描く風景を探して、自転車でふらふら。
でもうちの近所って、そんな面白いものがあんまり無いんだよね。

自転車に乗って、きょろきょろと放浪していたら、近所の人に、

「あなたは何をしているの？」

と、声をかけられてしまった。

全身真っ黒で、怪しい目つきで、スローなペースで家の近くをうろうろされたら、
そりゃあ、注意もしたくなるわけだ。

あやしい人物と思われたのかな。
でも、僕は、東京で職質を受けた人を知っている。
ここはなんとも無いフリをしてごまかす。

僕は、ごまかすのはうまいですからね。いや、そこまで得意でもないや。


適当に気に入った景色を写真に収める。

久しぶりに街中をふらふらして気付いたんだけど、
僕が小学生のころ、友人とよく行った公園が、跡形も無くなくなっていた。

遊具が片付けられ、ただの、だだっ広い空き地になっていた。

えぇ!!!　　なんでぇ!!!

……ショックだった。

思い出の場所がなくなるのは、切ないものだ。

覚えてる、あの公園で遊んだときのこと。何となく脳に残ってる。

学校で買った彫刻刀を、いち早く使いたくて、
あの公園に落ちてる木を削って遊んでたら、
間違えて指まで切ったこととか、

下水が通る道を、トンネルって言って中に入っていったりとか、

あの頃の友達とは、中学に入ってからあまり遊ばなくなったなぁ……。

あの頃は、馬鹿みたいにテンション高かったな。




……ほーんと、どこ行っちゃったんだろうね、あの頃の僕。
関係ないけど、橋下弁護士おめでとうございます。